症例 『妊娠期のよだれつわり(唾液過多症)の治癒』
2018年 02月 28日
フラワーエッセンス療法をまだご存じない方のために。
太字はハーブの名前です。
ここで掲載する症例は、ご本人の承諾を得ております。
*****

42歳の高齢出産をひかえ、Nさんはよだれつわり(唾液過多症)と味覚障害に悩まされていました
。医師の話では少し症状が長く続いていること以外では何も問題がない。
ということで原因は自律神経の問題だとNさんはご理解していたところでした。
それでも、もしかしたら
フラワーエッセンスで対応できるかもしれないとご連絡をいただきました。
2年前に初めていらしたとき、不妊治療中で体質の改善が必要でした。
その頃からNさんは「恐れ」が強いとご自身で話をされていました。
当時はエーテル体などのエネルギー層の調整をし左右のオーラの偏りや
エーテル体がピリピリと、そのときの過敏な感じを受け取っています。
久しぶりお話ししたときは、念願の妊娠をされていたので
私の方では安全な出産を意識致しました。
妊娠8ヶ月になっても唾液が多量に出ることで不安を抱えていること。
味覚の中でも鹹味(塩辛い/しょっぱい)、酸味、苦味を強く感じ
日常であまり食事が美味しくいただけないことを困っておられました。
よだれつわり(唾液過多症)は、妊婦さんの中で発症率が20%
原因は、ホルモンバランスの変化や精神的な変化によるそうですので、
私は、もともと消化器系が弱いNさんの精神面を落ち着かせることを考えました。
「水分調整の乱れ」として捉えても、腎系のバランスの乱れが強いと観察できます。
腎系に対応する感情は、陰陽五行で「恐れ」に当たりますので、
Nさんには不安に感じることを吐き出していただき、
高齢出産を安全に乗り越えられるための処方を考えました。
強く感じる味覚は鹹味(腎系)酸味(肝胆)苦味(心三焦)は心理として、
「恐れの緩和」「怒りの緩和」「喜び」が必要だというサインがあげられます。
他の妊娠経験者に聞いてみると、人によって妊娠期の強い味覚はバラバラでした。
それはその人特有のサインであることがわかりました。
ご本人には「怒り」の出処はわからない。
しかし実母と同居している姉の話や母の話はよく聞いているとのこと。
彼女達の「怒り」をもらわないようにネガティブな話を避けるようアドバイスしました。
●恐れを緩和する
アスペン・ミムラス・クレマチス
自律神経を整えるアスペン(ゲッツブローメ医学博士の著書を参考)
「恐れ」対応する基本レメディーのミムラス
Nさんの出生ホロスコープを見たとき、6ハウスの健康に山羊座が対応しており、
山羊座はミムラスがその座を示していたのと、
出産に対しての不安でミムラスはすぐ確定しました。
山羊座とオポジション(180度)の関係で蟹座に土星があり、
実際に昼間も眠くなったり、昔からたくさん睡眠時間が必要だったことを伺い、
蟹座に当たるクレマチスのバランスを崩した症状(眠気)を確認しました。
このクレマチスの土星の影響は間違いなく
180度の山羊座「恐れ」が出やすい状態を作る星廻りにありました。
1日の昼間の眠さによって、夜深い眠りにつかないことが想像されました。
身体のとってサーカディアンリズム(睡眠のリズム)の乱れは、
身体に影響を及ぼします。
睡眠リズムの改善がNさんの体力を取り戻すことになります。
●大きな分岐点
マリポサリリー・ウォールナット・アンジェリカ
普段からご実家の介護について姉からいろいろ話を聞かされ疲れきっている様子。
出産への喜びの感覚が少なく出産をひかえた自分のことに集中できない状況を話し合い、
今は出産にエネルギーを費やしていただきたいので、
心配を促すような話に影響されぬようウォルナットが必要でした。
実母の出産体験を聞くことは、
母との時間を大切にしながら出産のイメージをプラスに想像するので、
不安な妄想を食い止め、出産のリアリティーを実感させるために必要でした。
母子関係に幼い頃問題があったNさん。
母子関係の改善はこれまでフラワーエッセンスでもずいぶん改善してきたそうです。
そこでマリポサリリーを加え、母子関係を修復とともに、
なかなか着床しなかったNさんをサポートしようと考えました。
母子関係、親子関係の問題は妊娠に大きな影響を与えていました。
子供のころ傷ついた子にとって、
家族を持つことに不安がどこかにつきまとっているため妊娠しづらいことがあります。
しかしNさんはこれを克服し妊娠ました。
私が今、Nさんにすべき処方は、
大きな家族の流れの一員として、赤ちゃんとの新しいプラスの家族の絆を生み出せるようにすること。
アンジェリカはNさんだけではなく、家族の大きな分岐点の支えになることでしょう。
出産後、ご実家で休養することを決めているNさんの不安。
人の中で疲れてしまうこと。影響を受けやすいこと。
それもウォルナットやアンジェリカが助けになってくれることでしょう。
●よだれつわりと味覚障害
吐き気の症状は少ないのですが、普段から消化器系が弱いNさんにはカモミールを処方
●高齢出産を安全に
Nさんの「恐れ」が強いまま8ヶ月を過ごした赤ちゃん。
そんな母の精神的影響を緩和するために、また赤ちゃんが自分の人生を安全に、
興味を持って全うできるようにカリフォルニアワイルドローズを加えました。
人生が「死」に向かうより、「出生」時の「恐れ」の方が強いといわれます。
お母さんの不安や心配が、これからの新しい80年近い人生に「恐れ」を植え付け、
その重みが出発点にのしかかるのです。
お母さんの性質を見極めたとき、カリフォルニアワイルドローズは
そんなタイプのお母さんの精神状態から赤ちゃんを守る一つのレメディーとなります。
処方が始まり1ヶ月が経とうとするとき、
私の元によだれつわり(唾液過多症)についての新たな情報が入りました。
そこにはビタミンB6の不足と書かれていました。
医師はよく、葉酸など含まれているビタミンB6サプリメントをおすすめしています。
私が関わる妊婦さんからも聞いたことがあります。
ビタミンB類は、疲れを取るビタミンの代表です。
Nさんは妊娠期において生活リズム(特に睡眠の乱れ)により、疲れが回復せずにいたと思います。
今からでも食事療法や医師への相談をアドバイス。
またセトロニン分泌の減少とも関係あることがわかりました。
以前セロトニン研究の第一人者、有田秀穂先生の話で
「瞑想」がセロトニンを増やすと講義を受けたので、
今からでもマタニティーヨガなどに参加されることや、
ご自身でエネルギーを高める瞑想をお勧めしました。
フラワーエッセンスで睡眠リズムの改善ができ、疲れを取る栄養素、
リラックスさせるセロトニン分泌が増えることを期待し、服用が始まりました。
この1ヶ月の間、
Nさんはたくさんの夢を見ました。夢からの洞察を二人でシェアし合いました。
◎服用当初
・実母と同居中の姉にすごく怒っている
・たくさんの側面の浄化が始まった
・子供の頃からの影響がら脱出しようとしている
◎2週間以上経過の夢
・重荷を背負ってしまうこと
・何かから逃げてしまうこと
・癒しが始まってきて調和ができてきた
・他者から孤立してしまうことは古い価値観であり浄化が始まったこと
◎1ヶ月以上経過しての夢
・精神と身体のバランスをとること
・外部からの感情の波を保護している
・自分の中のアイデアや、理想について抱えきれないと訴えてきている
・リラックスの方法が甘いものをとる習慣になっている
・身体から、まだ姉からの影響を受けすぎているので人のためにエネルギーを使うことより、
今は出産のために温存せよと怒っているとサイン
ここで、Nさん他の家族のことにエネルギーを使っていたことにやっと気づき、
「怒りの緩和」についてはわからなかった原因が、姉への怒りに影響され
出産に向かう精神がリラックスできないでいたことに、怒りを抱えていたことに気づかれました。
家族に甘えて自分の出産のことだけに集中して良いのだと理解しました。
そして味覚の偏りと、よだれつわり(唾液過多症)がようやくストップしました。
Nさんは出産を控えています。
出産準備のためにフラワーエッセンスを続けています。
最近は「恐れに立ち向かいながら、大丈夫かもしれない。」という夢を見られています。
妊娠中で一番リラックスできていて、体調が楽になったと連絡がありました。
今回は「恐れ」がどこから来るのか?
生まれた瞬間点の星の配置から「恐れ」をはじめに観ました。
そこでNさんの課題でもある
慢性的であった土星(クレマチス)の影響に辿り着きいたことが、大きな変容に繋がっていると感じています。
無事に高齢出産が乗り越えられるよう、見守りたいと思います。
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太字はハーブの名前です。
ここで掲載する症例は、ご本人の承諾を得ております。
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42歳の高齢出産をひかえ、Nさんはよだれつわり(唾液過多症)と味覚障害に悩まされていました
。医師の話では少し症状が長く続いていること以外では何も問題がない。
ということで原因は自律神経の問題だとNさんはご理解していたところでした。
それでも、もしかしたら
フラワーエッセンスで対応できるかもしれないとご連絡をいただきました。
2年前に初めていらしたとき、不妊治療中で体質の改善が必要でした。
その頃からNさんは「恐れ」が強いとご自身で話をされていました。
当時はエーテル体などのエネルギー層の調整をし左右のオーラの偏りや
エーテル体がピリピリと、そのときの過敏な感じを受け取っています。
久しぶりお話ししたときは、念願の妊娠をされていたので
私の方では安全な出産を意識致しました。
妊娠8ヶ月になっても唾液が多量に出ることで不安を抱えていること。
味覚の中でも鹹味(塩辛い/しょっぱい)、酸味、苦味を強く感じ
日常であまり食事が美味しくいただけないことを困っておられました。
よだれつわり(唾液過多症)は、妊婦さんの中で発症率が20%
原因は、ホルモンバランスの変化や精神的な変化によるそうですので、
私は、もともと消化器系が弱いNさんの精神面を落ち着かせることを考えました。
「水分調整の乱れ」として捉えても、腎系のバランスの乱れが強いと観察できます。
腎系に対応する感情は、陰陽五行で「恐れ」に当たりますので、
Nさんには不安に感じることを吐き出していただき、
高齢出産を安全に乗り越えられるための処方を考えました。
強く感じる味覚は鹹味(腎系)酸味(肝胆)苦味(心三焦)は心理として、
「恐れの緩和」「怒りの緩和」「喜び」が必要だというサインがあげられます。
他の妊娠経験者に聞いてみると、人によって妊娠期の強い味覚はバラバラでした。
それはその人特有のサインであることがわかりました。
ご本人には「怒り」の出処はわからない。
しかし実母と同居している姉の話や母の話はよく聞いているとのこと。
彼女達の「怒り」をもらわないようにネガティブな話を避けるようアドバイスしました。
●恐れを緩和する
アスペン・ミムラス・クレマチス
自律神経を整えるアスペン(ゲッツブローメ医学博士の著書を参考)
「恐れ」対応する基本レメディーのミムラス
Nさんの出生ホロスコープを見たとき、6ハウスの健康に山羊座が対応しており、
山羊座はミムラスがその座を示していたのと、
出産に対しての不安でミムラスはすぐ確定しました。
山羊座とオポジション(180度)の関係で蟹座に土星があり、
実際に昼間も眠くなったり、昔からたくさん睡眠時間が必要だったことを伺い、
蟹座に当たるクレマチスのバランスを崩した症状(眠気)を確認しました。
このクレマチスの土星の影響は間違いなく
180度の山羊座「恐れ」が出やすい状態を作る星廻りにありました。
1日の昼間の眠さによって、夜深い眠りにつかないことが想像されました。
身体のとってサーカディアンリズム(睡眠のリズム)の乱れは、
身体に影響を及ぼします。
睡眠リズムの改善がNさんの体力を取り戻すことになります。
●大きな分岐点
マリポサリリー・ウォールナット・アンジェリカ
普段からご実家の介護について姉からいろいろ話を聞かされ疲れきっている様子。
出産への喜びの感覚が少なく出産をひかえた自分のことに集中できない状況を話し合い、
今は出産にエネルギーを費やしていただきたいので、
心配を促すような話に影響されぬようウォルナットが必要でした。
実母の出産体験を聞くことは、
母との時間を大切にしながら出産のイメージをプラスに想像するので、
不安な妄想を食い止め、出産のリアリティーを実感させるために必要でした。
母子関係に幼い頃問題があったNさん。
母子関係の改善はこれまでフラワーエッセンスでもずいぶん改善してきたそうです。
そこでマリポサリリーを加え、母子関係を修復とともに、
なかなか着床しなかったNさんをサポートしようと考えました。
母子関係、親子関係の問題は妊娠に大きな影響を与えていました。
子供のころ傷ついた子にとって、
家族を持つことに不安がどこかにつきまとっているため妊娠しづらいことがあります。
しかしNさんはこれを克服し妊娠ました。
私が今、Nさんにすべき処方は、
大きな家族の流れの一員として、赤ちゃんとの新しいプラスの家族の絆を生み出せるようにすること。
アンジェリカはNさんだけではなく、家族の大きな分岐点の支えになることでしょう。
出産後、ご実家で休養することを決めているNさんの不安。
人の中で疲れてしまうこと。影響を受けやすいこと。
それもウォルナットやアンジェリカが助けになってくれることでしょう。
●よだれつわりと味覚障害
吐き気の症状は少ないのですが、普段から消化器系が弱いNさんにはカモミールを処方
●高齢出産を安全に
Nさんの「恐れ」が強いまま8ヶ月を過ごした赤ちゃん。
そんな母の精神的影響を緩和するために、また赤ちゃんが自分の人生を安全に、
興味を持って全うできるようにカリフォルニアワイルドローズを加えました。
人生が「死」に向かうより、「出生」時の「恐れ」の方が強いといわれます。
お母さんの不安や心配が、これからの新しい80年近い人生に「恐れ」を植え付け、
その重みが出発点にのしかかるのです。
お母さんの性質を見極めたとき、カリフォルニアワイルドローズは
そんなタイプのお母さんの精神状態から赤ちゃんを守る一つのレメディーとなります。
処方が始まり1ヶ月が経とうとするとき、
私の元によだれつわり(唾液過多症)についての新たな情報が入りました。
そこにはビタミンB6の不足と書かれていました。
医師はよく、葉酸など含まれているビタミンB6サプリメントをおすすめしています。
私が関わる妊婦さんからも聞いたことがあります。
ビタミンB類は、疲れを取るビタミンの代表です。
Nさんは妊娠期において生活リズム(特に睡眠の乱れ)により、疲れが回復せずにいたと思います。
今からでも食事療法や医師への相談をアドバイス。
またセトロニン分泌の減少とも関係あることがわかりました。
以前セロトニン研究の第一人者、有田秀穂先生の話で
「瞑想」がセロトニンを増やすと講義を受けたので、
今からでもマタニティーヨガなどに参加されることや、
ご自身でエネルギーを高める瞑想をお勧めしました。
フラワーエッセンスで睡眠リズムの改善ができ、疲れを取る栄養素、
リラックスさせるセロトニン分泌が増えることを期待し、服用が始まりました。
この1ヶ月の間、
Nさんはたくさんの夢を見ました。夢からの洞察を二人でシェアし合いました。
◎服用当初
・実母と同居中の姉にすごく怒っている
・たくさんの側面の浄化が始まった
・子供の頃からの影響がら脱出しようとしている
◎2週間以上経過の夢
・重荷を背負ってしまうこと
・何かから逃げてしまうこと
・癒しが始まってきて調和ができてきた
・他者から孤立してしまうことは古い価値観であり浄化が始まったこと
◎1ヶ月以上経過しての夢
・精神と身体のバランスをとること
・外部からの感情の波を保護している
・自分の中のアイデアや、理想について抱えきれないと訴えてきている
・リラックスの方法が甘いものをとる習慣になっている
・身体から、まだ姉からの影響を受けすぎているので人のためにエネルギーを使うことより、
今は出産のために温存せよと怒っているとサイン
ここで、Nさん他の家族のことにエネルギーを使っていたことにやっと気づき、
「怒りの緩和」についてはわからなかった原因が、姉への怒りに影響され
出産に向かう精神がリラックスできないでいたことに、怒りを抱えていたことに気づかれました。
家族に甘えて自分の出産のことだけに集中して良いのだと理解しました。
そして味覚の偏りと、よだれつわり(唾液過多症)がようやくストップしました。
Nさんは出産を控えています。
出産準備のためにフラワーエッセンスを続けています。
最近は「恐れに立ち向かいながら、大丈夫かもしれない。」という夢を見られています。
妊娠中で一番リラックスできていて、体調が楽になったと連絡がありました。
今回は「恐れ」がどこから来るのか?
生まれた瞬間点の星の配置から「恐れ」をはじめに観ました。
そこでNさんの課題でもある
慢性的であった土星(クレマチス)の影響に辿り着きいたことが、大きな変容に繋がっていると感じています。
無事に高齢出産が乗り越えられるよう、見守りたいと思います。
・・・・・
by kotohoginohibiki
| 2018-02-28 14:09
| フラワーエッセンス療法
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