「魂の植物」 腸内菌群と人格の共通点の観察
2018年 03月 28日
腸内菌群と人格の共通点の観察
エドワード・バッチは、長い間探し求めていたハーネマンが疥癬の居場所を見つけ出したことに納得した。すなわち腸の中毒、専門用語で言えば腸の毒血症である。この中毒の主な原因を、バッチは当時の文明化した食生活にあるとみていた。
ノゾを使用する際に、バッチは一連の興味深い観察をした。例えば、短い潜伏期間の後、一時的に症状の悪化が現れる反応が患者に起こる。古い症状が戻ってきて、そして消えていく。これは治癒の峠で、まさにハーネマンが観察したように、真の治癒の前に現れる。
バッチにとって指標となった、より興味深い発見は、
ある患者の優勢な腸内菌のグループとその人に特有な人格特徴との間に外見的な相関関係があったことだ。異常なほど不安を抱える患者(例えば人混み、火や高所への不安)は典型的に、パラチフス菌群を高濃度で便に有している。じっと目を見据え、神経過敏なタイプはたいてい、プロテウス菌群が優勢である。他方、一見健康そうに見えるが、慢性疾患を抱えている人は、典型的に大腸菌が過多である。
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バッチもはじめは、食べ物と関連付けて腸の毒血症になると考えていたようです。
今、日本でも綺麗な食べ物を食べようと必死になる人がいます。
しかし、バッチは治療を重ねた体験から見出した、人格と腸の毒に共通点を見出したのです。
慢性疾患のクライアントには、はじめ私も食事療法も加えます。
それはその方のアレルギー食品など見極めることが必要だからです。
ある程度の食事のパターンからも観ていく必要があるからです。
そうして緩和が見られるとき、フラワーエッセンスが支えとなります。
食事療法や運動療法だけでは、この人格までたどり着かないからです。
眠りが浅かったり、昼と夜が逆転していたりしても体内リズムが狂いますので
なぜ、そのような生活習慣になったのか。その習慣は正すことができるのか?
どうして甘いものが止められないのか。。。
そこまで私たちは鈍感になった、自分自身の習慣を見直すことで
はじめて、慢性疾患を克服できるわけです。
意志の弱さであったり、不安が強かったり
バッチは身体的症状(菌群)と外見的パターンを観察して次のステップに移ります。
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バッチは「患者の毎日の検便で細菌の割合を表に記録し、健康状態と菌群の比率との間の関係を表すことは可能である。」と解説している。こうした観察を彼は1920年に行っている。その後の幾年かの間に経験を積むにつれ、それぞれの七つの異なった腸の状態を反映する七つの基本的な人格タイプが存在する。すなわち精神的な変化は、変化する腸菌フローラと平行して現れるという確信が強くなっていった。