ことほぎの響き

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「魂の植物」 存在と宇宙のリズムの対立から生まれる

「バッチの花療法への新しい洞察」
存在と宇宙のリズムの対立から生まれる


根茎と下の方についた若葉は生命力にあふれている。地面に刺すだけで根づく。上の方の枝、葉、とりわけ花弁は、この活力をもはや持っていない。輝く花弁において植物は文字通り燃え上がり、植物性の火のなかで灰になり、鮮やかな色をまといながら滅ぼし、香りの蒸気と花粉に力を出し尽くす。花被(ガク片および花弁を合わせて花被片と呼びその全体を花被という)のなかにアグニが君臨する。花は植物が(サトイモ科のように)固有体温を生じさせうる唯一の器官である。典型的な顕花植物は、開花時に頂点に達し、同時にその存在の終わりを迎える。

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まず、私たち自然界にある有機物は燃やすとすべて「灰」となりますね。
(火葬のとき、骨だけが残るには理由もあり長時間時間をかければ灰になるようです)

前回で述べたように、植物は花が最も輝くときに「火」の力(=アグニ)でエネルギーを高め燃え盛るよう、と形容されるように開花するのですね。
太陽の「火」も和らぎ弱まるとき、活力も弱まって枯れ果てます。

もちろん植物によりますが、一般的には開花を持って活力は失われ、
次のエネルギーの上昇期を待って、次の種や根が大地の中で力を蓄える
その繰り返しであることを教えてくれています。

「死と再生」が同時に体験する誕生もそうですし、死の瞬間もつねに更新の状態を意味しているのでしょう。


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緑と生命は植物から完全に抜け出す。昆虫、カビ、細菌は乾ききった茎、黄変した葉に襲いかかり、灰(腐植土)に戻す。だが、この死の時点は小宇宙の中でと同じく、まさに植物の本質(種のなかで)更新し、繁殖することができるところである。再び我々は、あるプロセスが突然逆方向に走るEnantiodrom(訳注:エフェリスのレラクリットが発展させたイメージ。存在と宇宙のリズムの対立としてあらゆる生物に内在するつねに相互に働きかける力)という魔法の折り返し地点に立ち、そこで生成が互いに手を差し伸べる。


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by kotohoginohibiki | 2018-04-14 10:53 | 「魂の植物」を読み解く | Comments(0)