「魂の植物」 インスピレーションの旅路に着くこと
2018年 04月 21日
インスピレーションの旅路に着くこと
「血」(遺伝情報)のなかに、魂の深層構造のなかに祖先たちは(カール・ダスタフ・ユングは、それを共同の潜在意識と呼んでいる)存在し続け、祖先がかつてよく見知り、愛していた風景、山並み、海岸、植物相、言葉、建築様式のあるその地に子孫が来ると、呼び覚まされ、共鳴するのだ。全存在でくつろぐことができたので、バッチはウェールズを愛していた。すべてが自分のなかで共鳴するウェールズで、バッチは必要としていた予感とインスピレーションを感じることができた。
グル(ヒンドゥー教の導師)もハーネマンのような精神の師も、科学の方法も、彼に新たな道を示すことはできなかった。限りない自由な自然にたいする彼独自の感受性だけが彼を助けることができた。己の心のままに植物の原型であるネイチャースピリット、輝く植物のデヴァに耳を傾けた。
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すでに私たちは知っている。
このような感覚に至ることに出会うでしょう。
それは、様々な世界からの助けを得て「血」のなかの
潜在意識(遺伝情報)のなかにある、素晴らしいものを解放することです。
その土地の持つ力に引き寄せられて、私たちはそこにいること。
意識が解放されていること。
ただそれだけではなく、その人の動機によって
体験や知識が伴い、知識が多ければ多いほど、私たちが聞く耳が解放され
引き出そうとしている人を、助けようとします。
どの偉人たちも、インスピレーションの旅路に着くことから深い洞察を得ています。
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歩き回ると、脳のなかで抽象的な概念のみが動くのではなく、肉と血がその動きに入り込み、器官に蓄積された無意識の知恵が熱く燃えたぎり、意識に昇ってくる。かつてベートーベンがウィーンの森を、またはマハトマ・ガンジーがインド洋の海岸をさまよったのと同じく、バッチは自分のインスピレーションを旅することによって知った。