「魂の植物」ケルトの遺産
2018年 06月 09日
ケルトの遺産
隣接するアイルランドを除いて、古いケルトの文化がこれほど発展し、広がったところはない。豊かな伝承が、部分的に我々のルーツでもある文化のルーツを考えるように示唆している。
インド・ゲルマン族のケルト人が3千5百年前に馬と荷車とともにヨーロッパ半島に現れたとき、焼畑を業とする母権制巨石文化と重なり、それと統合して自然と結びついた汎ヨーロッパ的農民文化を形成した。
薬草を育てる知識は、大部分はケルトに起源を有する。
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汎ヨーロッパ主義:ヨーロッパの平和や統合を主張する思想や運動。
母権制とは
人類の最も原始的な段階は乱交的性生活であり,子供はだれが自分の父親であるかはわからないが,生みの親たる母親は認知できた。したがって系譜のたどり方は,母から子へと行われ,その際子供は母方に居住し,さらに確実に知られる唯一の親として母親が尊敬されていた。これが制度化され,さらに政治の実権を握る段階で,母権制を基礎にした女人政治が行われたとするものである。
この話を読んだ時、なるほどな〜と思った。
一夫一婦制は、日本でも古くなっていく制度かもしれない。
離婚も増えたし、結婚せずに母子家庭もある。
育てられずに捨てられる子も多いと聞く。
最近思うのは、子供のこと。
文化的な習慣がブロックして、片親家庭を哀れむのは
古い習慣なのだろうか?
だとしたら、その偏見こそ手放さないと子供たちは人権問題の
差別を受けることになるだろう。どんな人も生きて教育を受ける権利がある。
自分が癒えてくると、世代や国の習慣も気になってくるのだ。
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どの病気も魂の病であるというイメージも、ケルトの考え方の基本的な要素である。薬草と並んで、二つのエレメント、火(太陽)と水は癒すものと見なされていた。これらのエレメントはホメオパシーの原理「同種をもって同種を治療する」に基づいて作用する。
生きている人間とは火を通した水でないとすれば、いったい何であろうか?そうであれば温泉がなぜ強い治癒力を持つとされるのか、自明であろう。
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