ガーデニングを学ぶとは、人生を学ぶこと

私のガーデニング歴は、37年になります

結婚してアパート暮らしの時から　観葉植物を育てはじめ、

その後　引越し先でプランターで花を育てました

たくさん失敗し　たくさん喜びを得ました

そのうちに　庭付きの家を借りるようになって

庭にもともと植わっていた椿を手入れしたり　バラを庭に植えてみたり

虫との戦いも体験しながら　共同ポストの下に寄せ植えしたものです


植物は　基本的に上に伸びます

しかし横に這うもの　まっすぐに伸びるものなど多様です

その性質を知らないと　根っこの伸び方と関係があるので　鉢選びに困るでしょう

植物によっては、鉢が小さすぎれば　ひょろひょろとやせ細って徒長し

水や肥料のあげすぎでも　植物を枯らしたり根腐れが起きます


だいたい過保護になったり心配しすぎても　失敗するのです

子育てと似ています



こうして　37年のガーデニング歴がある私ですが　今は庭を持ち

毎日実験中です　最近は種やどんぐりから大きく育てて

森の再生のために寄付苗したり　貴重な花の種でセラピスト仲間に株分けしています

こうして長い月日を　植物とともに学んできてわかることは

人と同じであることなのです

その方が　たくさん興味を持っているときは　横に拡大していく

上を目指すことを忘れてしまっている時期と　観察します


それでもその方の人生は　宜しいと思っています


魂とはちょっと違います　　上を目指す性質がありますので　人間の場合ですと　

広がる興味を　ご自身の目的や自分の目指す意図に集中するように　ときどき　手放させる

すると　植物のように　再び上を目指すようになります



ガーデニングではこれを剪定といい　人様では選定というでしょうか？

こうすることで　強くしっかりと大地に根出せるようになり　幹は太くなり

樹木のような大木に　成長します

ガーデニングには　もう一つ大事な作業があります

それは花摘みです

これからたくさんの花が咲き始める時期ですが

ガーデナーにとって　美しく長く咲かせるには　しぼんだ花を摘み

つぼみがたくさんつき咲くために　栄養分を回します

人の場合は　いつまでも過去の栄光にすがっていたり、

古い価値観や　学び終えた人間関係に引きずられていることで、

その方のエネルギーを奪われることになります

バラは2月ごろの寒い季節に根元近くまで　強く選定することでその年　たくさんの花を咲かせます

バラの枝の強い剪定のように　一度は古くなった何かを絶つべきタイミングがあるのです

花が咲かないと　実はつきません

人もそう

その方が花開かないと　結果が出ません

植物の実ことを結果（けつか）というのです

同じなのですね



その方にとって　辛い問題や病気がやってきたときとは

強い選定をするタイミングなのです

それまでの古い意識を、大きく手放すことで　ご自身にたくさんの喜び（花）がもたらされるでしょう



#ガーデニング
＃植物